抗うつ剤の種類とSSRIの役割

■うつ病の治療薬の種類
抗うつ剤は医師が処方し、増減も医師が決めるのですが、どのような種類があり、どう選んでいるのか、処方される側にとっては気になるところかと思います。
厳格な定めはありませんが、その種類はいくつかあり効果の強さや副作用が違い、それぞれの特徴があるのです。
まずは、一つ目は最も古く効果が強力な三環系抗うつ剤、こちらの特徴は副作用の数も多く重篤なものが多いことから安易な選択は避け、他の抗鬱剤が効かない場合等に選ばれます。
アナフラニールやアモキサンなどがあります。
次に深い睡眠作用のある四環系抗うつ剤、この薬の特徴は副作用の強い三環系に対して作られ、副作用が弱い薬です。その代わり抗うつ効果は弱いために、うつ症状に対してというよりも不眠症状のある方に選ばれることが多いのです。
三つ目は効果が保たれ、副作用も少ないというバランスのとれた薬として今、第一選択薬として選ばれるSSRIです。
これはモノアミンのなかでもセロトニンに選択的に働くことで他に影響が出ないようにして大幅に副作用が改善され、パキシルやジェイゾロフト、デプロメールなどの商品名があります。
四つ目は不安や意欲改善、心因性の痛みに効くSNRIで、こちらもSSRI同様第一に選ばれ、バランスに優れた薬と言われています。
五つ目はNaSSAで、こちらは効果は強いのに、強い眠気と体重増加により服薬を中断せざるを得なくなったりするのが難点です。商品にはリフレックス、レメロンなどがあります。

パキシルとは
先に述べた、第一選択薬として処方されることが多いSSRIの一つです。
これはうつ病だけでなく、パニック障害、社会不安障害、PTSD、強迫性障害に効果を発揮するとされています。
そのメカニズムは、うつはストレスや不安によりセロトニンの分泌が減少することで起こるとされているため、セロトニンの取り込みを阻害してセロトニン濃度が上昇する作用を用いて、意欲を出したり、気分が緩やかになるのを期待して使います。

■ジェイゾロフトとは
パキシルと同様のSSRIに属する薬です。
ジェイゾロフトは日本の商品名で、1991年にアメリカでファイザーからゾロフトの名で発売された一般名「セルトラリン」という薬です。

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